INTERVIEW 08
未来のあらゆる場面に
セラミックの可能性を
製造技術
2018年新卒入社
CHAPTER 01セラミックの奥深さに
のめり込んだ学生時代
理科の化学実験が大好きだった少年時代の思いをそのままに、大学では材料関係を専攻。大学入学後、有機系や金属系など様々な材料を扱う中で、添加物の種類や量、プロセスを変えたりするだけで多様な特性を見せる、セラミックという材料の奥深さと面白さにのめり込んでいきました。
セラミックの汎用性を突き詰めたいと思い、大学院修了後の進路は、おのずとセラミック系の企業を候補として考えていました。
新しい境地にチャレンジしたいという情熱から、開発系の仕事を中心に調べる中で、未来へ向けて先進的な取り組みを続けるMARUWAに興味を惹かれ、将来性に魅力を感じるようになりました。
MARUWAに就職した大学の先輩に相談した際、多国籍で個性豊かな人が集まり、多種多様な経験ができる職場であるという話を聞いたことが、応募の決定打になりました。
CHAPTER 02柔軟な思考で挑戦を続け、新製品の量産展開を目指す
所属している製造技術の部門は、開発部門が新たに開発した製品に対して、量産を展開していく製造工程へと移行するための道筋を考えるのが仕事です。いかに不良品を出さずに、安定的に供給できるようにするか、製品として成り立たせるための方法を決定します。
原料の配合や量を調整し、2~3週間かけてサンプルを作る。何かトラブルが発生すれば、また別の視点から考察し、原料の組み合わせや配合率を変えながら、より良い結果の得られる製品を追求するという試行錯誤の繰り返し。大学時代の研究で経験した、固定概念にとらわれず、柔軟な考え方で新しい道筋を探るという思考のベースが今でも役立っています。
今、私が主に手がけているのはLEDなどに使われる熱伝導に優れたセラミック基板と、電気自動車の部品などに活用される高強度、高靭性のセラミック基板です。
特に、入社早々の頃から携わっているEV向けのセラミック基板に関しては、開発から量産移管された直後はほとんど良品が取れず、課題が山積みでした。しかし改善を重ね、今では良品率を格段に向上させることに成功。今後、成長著しい分野に欠かせない製品でもありますので、良品率100%を目指して取り組みを続けていきたいです。
CHAPTER 03失敗の経験値こそが
新たな道の入り口に
大学時代の研究とは異なり、決められた期限の中で成果を求められるという仕事としての厳しさや、プレッシャーを痛感する場面もしばしば。何度試みても結果が伴わない時には、先に進まない不安感に押しつぶされそうになることもあります。しかし、失敗の回数の分だけ経験値が積み重なり、新しい選択肢が増えていく。入社以来、上司や先輩から伝えられてきたMARUWAに息づくものづくりの精神が、私の礎になっています。
いろいろな人に意見を求めながら、多角的に考察を重ね、どこを直したら良いのかと模索をする日々。思うような成果が得られた時には、心の底から達成感を感じます。頑固で負けず嫌いな性格も奏功しているのかもしれません。
製造技術の役割は、製品単体の完成度を高める開発とは異なり、各工程のリーダーや作業をする方の視点に立ち、時には多方面に協力を仰ぎながら製品化を実現していく必要があります。そのため今後は、掌握力やコミュニケーション能力も高めていきたいと思います。
CHAPTER 04個々の挑戦欲を尊重するMARUWAで技術開発に邁進
私たちが手がけている製品はあくまでも原料なので、最終的にどのような物に使われるかというイメージが湧きにくい分野です。しかし、電気自動車やスマートフォンなど、現代そして未来の生活を支え、時には命を守るために欠かすことのできない先進的な製品の核となっているという誇りを持って臨んでいます。
今後は進化するITなども積極的に取り入れ、現場改善や生産性向上を図ることも重要なミッションになります。そしていつか、生活のあらゆる場面に応用され、活用の幅が無限に広がっていくようなセラミック製品を生むことが私の夢です。
入社以来感じているのは、失敗を恐れずチャレンジできる環境がMARUWAにはあるということ。向上心と広い視野を持って能動的に動くことができる人ならば、世界へそして未来へとつながる扉を開くことができる会社です。一人ひとりの可能性を尊重し、伸びしろを大切にするMARUWAで、共に新しい道を切り拓きましょう。
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